デジタル環境整備導入

デジタル環境整備導入

~定着支援講習始まる~

 今、時代は様々な分野でデジタル化が進んでいますが、我々福祉業界にもデジタル化の波が押し寄せています。数年前より介護ロボットと言う言葉もあたり前に聞くようになりましたが、当初は、介護にロボット?デジタル?と疑問や不安に感じる方も多かったのではないでしょうか?
 今回、都のバックアップを受けて『デジタル環境整備』にチャレンジいています。『デジタル環境整備』とは何かと言いますと・・・。入居者様には、今より更に安全・快適に過ごして頂きたい。私たちスタッフは、特に夜間人員が少ない中でもリスク管理ができた中でケアにあたる事ができるようにしたいと言った目的の元に、見守りカメラや音声入力システム等を使う事(他にもたくさんあります)です。今回我々は、以下のような課題を抱えており、リビングと居室見守りカメラ・連動iPhone・インカムの導入に至りました。(居室見守りカメラ・iPhone・インカムは一部分の導入です)
・離床や人感センサーでかけつけるも、訪室後に不要になった事が分かるなど、非効率的な訪室ケアが発生している。睡眠の妨げになる訪室も発生している。
・コールが重なった時に情報共有が難しく、重複駆けつけが発生している。
・両手がケアで塞がっている際の有事発生時にスタッフを呼べない事がある。
・目が届かない場所での有事発生時には、想像での報告や原因追求、対策を講じないといけない。
           
などなど・・・・・他にもたくさん課題がありますが。

 これらの改善を目標に、今回、各ユニットリビング・廊下への見守りカメラと一部居室見守りカメラ(プライバシー配慮済)の導入を決めました。導入までの道のりは長く、業務診断 ⇒ 導入前調整会議・稟議 ⇒ 導入品選定 ⇒ スタッフへの周知会・デモ ⇒ 工事 ⇒ 導入前管理者研修 ⇒ 導入前スタッフ研修 ⇒ 定着支援(1月より)⇒フル稼働です。今は、まだまだ慣れる事に精一杯ですが、年明けより本格的に定着支援に入る次第です。定着時には・・・
・映像付きセンサーにより、通知と共に入居者様の動きが把握でき、訪室要否の判断ができる。
・重複コール時の優先順位が判断でき、万が一の有事の際は事実に基づいた報告や原因追求、対策に繋げる事ができる。
・インカム活用で、必要なタイミングで業務応援や指示が行え、連携がスムーズになる。
                 などなど・・・・・他にも良い事がありますように。

 もちろん、デジタル環境整備促進と言っても全てに万能ではありません。まだまだご理解頂く部分があり、私たちもそれに全て頼るわけでもありません。この導入により検証を行い、また皆様へご報告できましたらと思います。では、導入・定着に向けて、いざ始動!!

前の記事

入所バス外出